ラズパイでC#からbitFlyerのAPIを呼び出す~ビットコイン自動売買の準備~
ラズパイでビットコインの自動トレードができたら楽しそうなので、ちょっと試してみました。
記事の概要:ラズパイ3に最新のC#(Mono)をインストールしてbitFlyerのAPIサンプルを実行
ビットコイン取引所:bitFlyer
OS:Raspbian GNU/Linux 8.0 (jessie)
言語:C#
取引所は僕が今口座を持っているbitFlyerです。
最近はほとんどの取引所がAPIを公開していますね。
プログラマには楽しい時代になりました。
※自分の備忘録を兼ねて実施した順番通りに書いていますが、1~4は失敗手順です。時間の無い方は5以降を参考にしてください。
1.Monoのインストール
まずは一般的な手順通りに最新のMonoをインストールします。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mono-complete
2.バージョン確認
3.2.8になりました。
$ mono -V Mono JIT compiler version 3.2.8 (Debian 3.2.8+dfsg-10) Copyright (C) 2002-2014 Novell, Inc, Xamarin Inc and Contributors. www.mono-project.com TLS: __thread SIGSEGV: normal Notifications: epoll Architecture: armel,vfp+hard Disabled: none Misc: softdebug LLVM: supported, not enabled. GC: sgen
3.HelloWorld
とりあえずHelloWorld.csを書いて実行してみます。
$ cat HelloWorld.cs
using System; public class HelloWorld { public static void Main() { Console.WriteLine("Hello World!"); } }
$ gmcs HelloWorld.cs $ mono HelloWorld.exe Hello World!
とりあえず動きました。
4.APIのサンプルを実行
ビットコイン取引所【bitFlyer Lightning】
から、一番上にあるgetmarketsのサンプルを実行してみます。
オリジナルのサンプルコード
こちらはサンプルそのままです。
using System; using System.Net.Http; using System.Net.Http.Headers; using System.Threading.Tasks; class Sample { static readonly Uri endpointUri = new Uri("https://api.bitflyer.jp"); public static async Task Main() { var method = "GET"; var path = "/v1/getmarkets"; var query = ""; using (var client = new HttpClient()) using (var request = new HttpRequestMessage(new HttpMethod(method), path + query)) { client.BaseAddress = endpointUri; var message = await client.SendAsync(request); var response = await message.Content.ReadAsStringAsync(); Console.WriteLine(response); } } }
修正したサンプルコード
"public static async Task Main()"の"Main"を"GetMarkets"に変更し、
"static void Main(string[] args)"から呼び出すように変更しています。
using System; using System.Net.Http; using System.Net.Http.Headers; using System.Threading.Tasks; class Sample { static readonly Uri endpointUri = new Uri("https://api.bitflyer.jp"); public static async Task GetMarkets() { var method = "GET"; var path = "/v1/getmarkets"; var query = ""; using (var client = new HttpClient()) using (var request = new HttpRequestMessage(new HttpMethod(method), path + query)) { client.BaseAddress = endpointUri; var message = await client.SendAsync(request); var response = await message.Content.ReadAsStringAsync(); Console.WriteLine(response); } } static void Main(string[] args) { GetMarkets().Wait(); } }
これをgetmarkets.csに保存してコンパイルしてみると……。
$ gmcs getmakets.cs -r:/usr/lib/mono/4.5/System.Net.Http.dll,/usr/lib/mono/4.5/Facades/System.Threading.Tasks.dll getmakets.cs(10,25): error CS0731: The type forwarder for type `System.Threading.Tasks.Task' in assembly `mscorlib, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089' has circular dependency getmakets.cs(10,30): error CS1983: The return type of an async method must be void, Task, or Task<T> getmakets.cs(10,30): warning CS0028: `Sample.Main()' has the wrong signature to be an entry point Compilation failed: 2 error(s), 1 warnings pi@raspberrypi:~/bf $
ということで、全然動かないですね。
サンプルで使っているSystem.Threading.Tasksのasync/awaitはC#5.0系から使えるとのことで、先ほど最新化したMonoではバージョンが低いんですね。
5.Monoを公式よりアップデート
ということで、Mono Project公式からラズパイ用の最新版Monoを取得することにします。
まずは公式ページを参照してください。
http://www.mono-project.com/download/#download-lin-raspbian
5.2.0の安定板をダウンロードできますね。(2017/09/02現在)
ダウンロードページにあるこちらのコマンドを順番に実行します。
$ sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv-keys 3FA7E0328081BFF6A14DA29AA6A19B38D3D831EF $ echo "deb http://download.mono-project.com/repo/debian raspbianjessie main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mono-official.list $ sudo apt-get update
6.インストールされるバージョンの確認
こんどはインストール前にちゃんと確認します。
$ apt-cache policy mono-complete mono-complete: インストールされているバージョン: 3.2.8+dfsg-10 候補: 5.2.0.215-0xamarin10+raspbian8b1 バージョンテーブル: 5.2.0.215-0xamarin10+raspbian8b1 0 500 http://download.mono-project.com/repo/debian/ raspbianjessie/main armhf Packages *** 3.2.8+dfsg-10 0 500 http://mirrordirector.raspbian.org/raspbian/ jessie/main armhf Packages 100 /var/lib/dpkg/status
5.2.0が入りそうですね。
7.Mono5.2のインストール
そして再びapt-getです。
$ sudo apt-get install mono-complete
僕の場合は先に3系をインストールしていたので、途中で警告が出てインストールが止まってしまいましたが、そのときにメッセージに出たコマンドを実行したところ、問題なくインストールできました。
3系を入れなかった人はすんなりインストールできると思います。
8.改めてバージョン確認
5.2.0が入りました!
$ mono -V Mono JIT compiler version 5.2.0.215 (tarball Mon Aug 14 16:59:51 UTC 2017) Copyright (C) 2002-2014 Novell, Inc, Xamarin Inc and Contributors. www.mono-project.com TLS: __thread SIGSEGV: normal Notifications: epoll Architecture: armel,vfp+hard Disabled: none Misc: softdebug LLVM: supported, not enabled. GC: sgen (concurrent by default)
9.コンパイル
コンパイラが変わっています。
gmcsでもdmcsでもなくmcsなんですね。
再度サンプルコードをコンパイルしてみます。
$ mcs getmakets.cs -r:/usr/lib/mono/4.6.1-api/System.Net.Http.dll,/usr/lib/mono/4.6.1-api/Facades/System.Threading.Tasks.dll
エラーが出なくなりました!
10.実行
いよいよ実行です!
$ ./getmakets.exe [{"product_code":"BTC_JPY"},{"product_code":"FX_BTC_JPY"},{"product_code":"ETH_BTC"},{"product_code":"BCH_BTC"},{"product_code":"BTCJPY08SEP2017","alias":"BTCJPY_MAT1WK"},{"product_code":"BTCJPY15SEP2017","alias":"BTCJPY_MAT2WK"}]
取れました!
ただの市場マスタなのでちょっと面白くはないですが、とりあえずAPIを叩いて結果を取得できました!
これで遊ぶための準備が整ったので、これからいろいろ試してみようと思います。
「null」と発音するか、マイクをタップします
なんか、見たこと無いの出ちゃったんですけど……。
Aspire One Cloudbook 11のWindows10をCreators Updateに更新
Acer Aspire One Cloudbook 11 AO1-131-F12N/KK のWindows10をCreators Updateに更新できました。
Cドライブの空き容量が8GB必要とのメッセージが出るので、最初はギリギリ8GBを空けて更新をかけましたが、インストールの途中で失敗しました。
10GB空けて再トライしたところ、うまくいきました。
それなら最初から10GBが必要と言ってくれればいいのに……。時間を無駄にしました。
10GB空けるのはなかなか苦しかったのですが、後から入れなおせるものは全て消し、使っていないプリインストールのアプリも全て消す勢いで進めればなんとかなります。
僕はこんな感じに消しました。
・Kinsoft Office
・Chromeのキャッシュ
※Chrome自体の再インストールが億劫でなければまるごと消してもよいでしょう
※データフォルダは元々シンボリックリンクで別ドライブに配置している
iTunesのバックアップデータ保存先をCドライブ以外に指定する方法 | SimpleStock3.1
・ユーザフォルダの隠しフォルダ"AppData"のうち、フォルダ名にAppleと付くもの全て
・マカフィー(WindowsDefenderで十分)
もちろんゴミ箱やディスクのクリーンアップは実行します。
C:\OEMフォルダは外付けHDDに移動しました。
アップデート後、約10GBのwindows.oldフォルダができましたが、これはクリーンアップで消せるフォルダです。
つまり、アップデート前に空けた容量そのまま、アップデート後も空き容量として維持できています。
Creators Updateで何をするというわけでもないのですが、なんとなく全体的な動作がキビキビしているように感じます。
このマシンは元々もっさり感が強いので、違いを体感できます。
今後のメジャーアップデートでは容量の問題でアップデートできる保証はありません。
今回は無理してでもアップデートしておいた方がよいと思います。
ETC2.0って典型的お役所仕事
車にETCを付けるときに、2.0にするか1.0にするか悩んだのですが、結局1.0にしました
どうも説明を聞いていると、自分には全く不要なものに思えたのです
だって、
「1,000km先の渋滞情報がわかります!」
って飛行機かよ!
時速100kmで走り続けて10時間かかる場所の渋滞情報でしょう!?
要る!?欲しい人いる?
「SAの特定の駐車場に停めるとご当地情報のホームページが自動で開きます」
あのさぁ……。
その情報もらって高速降りると思う?
もうこういうのいいから
今の機能で十分ですから
お役所仕事って言われてもしょうがないと思いません?
パナソニック(Panasonic) ETC2.0 (DSRC) 車載器 【ナビ連動型】 CY-ET2000D
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高い……。
こっちでいいです。
パナソニック(Panasonic) ETC車載器 【アンテナ分離型/ブザータイプ】 CY-ET912KD
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
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天才空手少女のジレンマ
天才空手少女っているじゃないですか
ユニクロのCMに出てた女の子です
彼女の存在って大きなジレンマを抱えてると思うんですよね
つまり、
空手道ってそんな小さな女の子が極められるほど底が浅いものなの?
ということです
いやいや、そんな底の浅いものじゃないよ!となると、女の子が偽物ってことになっちゃうじゃないですか?
空手協会の偉い方とかどう思ってるんでしょうね?
鼻吸い器購入
息子がRSウィルスにやられてしまいました。
今年は例年の10倍のペースで流行しているらしいです。息子はおっさんのような咳払いをしたり、鼻をズルズルさせたりしているのですが、とにかく可愛そうなのが授乳のときです。鼻が詰まって呼吸ができないので、うまく飲み続けることができません。見ていてとても辛いし、妻も搾乳しなければならなくなって大変です。なので、会社帰りに赤ちゃん本舗で鼻吸い器を買いました。(Amazonにもありますね。こちらはオマケでロングノズルが付いているようです。)
シースター(Seastar) ロングノズル付き 電動鼻水吸引器 メルシーポット S-502
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買う前に友人に相談すると、電気式は高価だし吸引力が弱いからと掃除機に接続するタイプを薦められました。納得して掃除機タイプを探したのですが、赤ちゃん本舗には置いてません。Amazonには売っているのですが、すぐにでも使いたかったので諦めました。
口で吸うタイプは最初から除外です。こんなの絶対に伝染っちゃうじゃないですか!とても安いので、体力に自信のある方はいいかもしれないですが、僕も妻もちょっと無理かなと。700円くらいで買えるのでとってもリーズナブルではあります。
丹平製薬 ママ鼻水トッテ (0歳から対象) 耳鼻科の先生が考案した、お口で吸うタイプの鼻すい器
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結局ちょっと高かったのですが、電気式にしました。
使った感じは良好です!心配していた吸引力も十分にあります。鼻の吸引が終わった後はしばらく鼻が通るので、ちゃんと母乳を吸えました!
取り回しは本体が小さい分掃除機タイプよりは楽だと思います。掃除機タイプは掃除機自体が大きいですからね。ポンプ部分だけをガコッと分離して洗えます。使ったあと毎回洗う必要があるのが面倒ですが、それはどんなタイプでも同じことです。接続部分のパッキンがどれくらいもつのかはやや心配ですが、比較的しっかりしたつくりをしていると思います。
赤ちゃんは二歳くらいまでは上手に鼻をかめないようなので、しばらく使うと考えたら、高い買い物ではなかったと思います。オススメです。
(追記)
三日程使ったところで息子の体調は良くなりました。使ってなくても同じ期間で良くなったとは思います。苦しむ姿を見ないで済んだのは良かったと思います。
(追記)
RSウィルスは僕にうつって現在猛威を振るっております……。