Windows10がNASに繋がらなくなった【解決】

たぶんこの前Windows10のアップデートが走ってからだと思いますが、これまで普通に使えていたBuffaloのNASが急に繋がらなくなってしまいました。

 

なんとか繋がりましたが、とにかくWindows10の設定方法が分かりにくく、WEB上の情報もヒットしにくいので、備忘録としてまとめました。

 

環境

OS:Windows10

NAS:Buffalo LinkStation

 エラーメッセージ

NASにアクセスしようとしたときに、次のようなメッセージが表示されます。

"指定されたログオンセッションは存在しません。そのセッションはすでに終了している可能性があります。"

"この接続は復元されませんでした。"

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設定方法

 コントロールパネルを開きま……無い!

まさかコントロールパネルを開くために検索する羽目になるとは……。

Windowsキー+Sを押して、「コントロールパネル」と打ちましょう。

 

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こんな感じで、コントロールパネルを開いたら、表示方法を小さいアイコンに変更します。

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次に資格情報マネージャを選んで、 

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Windows資格情報を選択します。

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IPアドレスとユーザ、パスワードを入力します。

試しにNASに元々用意されてる管理者権限のユーザを使いましたが、これは良くないですね。NASのWEBインタフェースでログインしてユーザを追加し、そのユーザを使うようにして下さい。

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資格情報マネージャに資格情報が追加されました。

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これでNASに繋がるようになりました!

どうやら古いSMBを使っているNASへの接続に資格情報が必須になったようです。

 まあしかしわかりにくい……。

 

ラズパイ3にNASのネットワークドライブをマウントする

ラズパイ3にNASのネットワークドライブをマウントする方法です。

CIFSインストール

NASのドライブをマウントするにはcifsというパッケージが必要です。 Raspbian(Jessie)には既に最新版がインストールされていました。

pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install cifs-utils
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
cifs-utils はすでに最新版です。
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 3 個。

マウントポイントの作成

NASドライブをマウントするマウントポイントを作成しておきます。

pi@raspberrypi:~ $ sudo mkdir /mnt/nas
pi@raspberrypi:~ $ sudo chmod 777 /mnt/nas

試しにマウントする

pi@raspberrypi:~ $ sudo mount -t cifs //192.168.0.12/share /mnt/nas -o  username=xxx,password=yyy,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000
pi@raspberrypi:~ $ cd /mnt/nas
pi@raspberrypi:/mnt/nas $ ls

NASの内容が表示されればOKです。

起動時にマウント

次に起動時に自動的にマウントするように設定します。 しかし、これにはドはまりしました……。

pi@raspberrypi:~ $ sudo vi /etc/fstab
proc            /proc           proc    defaults          0       0
/dev/mmcblk0p6  /boot           vfat    defaults          0       2
/dev/mmcblk0p7  /               ext4    defaults,noatime  0       1
# a swapfile is not a swap partition, no line here
#   use  dphys-swapfile swap[on|off]  for that
//192.168.0.12/share /mnt/nas cifs username=xxx,password=yyy,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000,defaults 0 0

結局これでは繋がりませんでした。 起動後にsudo mount -a とするとマウントできるので、設定が間違えているわけではないようです。

/etc/rc.localにsleep 10を入れればよいという記事も見かけましたが、僕の環境ではそれでもダメでした。

tomokatsu.hatenablog.com

そこで、/etc/rc.localでmountするようにしたところ、うまくいきました。 この場合でもsleepは必要でした。

pi@raspberrypi:/mnt/nas $ sudo vi /etc/rc.local
# rc.local
#
# This script is executed at the end of each multiuser runlevel.
# Make sure that the script will "exit 0" on success or any other
# value on error.
#
# In order to enable or disable this script just change the execution
# bits.
#
# By default this script does nothing.

# Print the IP address
_IP=$(hostname -I) || true
if [ "$_IP" ]; then
  printf "My IP address is %s\n" "$_IP"
fi

# For NAS ここから
sleep 10
sudo mount -t cifs //192.168.0.12/share /mnt/nas -o  username=xxx,password=yyy,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000
# For NAS ここまで

exit 0

一応これでやりたいことはできているのですが、どうもスッキリしません。 また時間のあるときに試行錯誤してみます。

ラズパイ3にssh接続する(無線LANのIPアドレスを固定する)

ラズパイ3にssh接続するためには、無線LANIPアドレスを固定しておく必要があります。 いつの間にかIPアドレスが変わっていたら、IPアドレス指定で接続できなくなるためです。 (ホスト名で繋ぐ方法もありますが、IPアドレスで接続する方が基本的でよく使われる方法です)

wpa_supplicant.conf

まず、wpa_supplicant.confに無線LAN情報を記述します。 次のコマンドを実行してください。

$ sudo sh -c 'wpa_passphrase SSID PASSPHRASE >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'

SSIDとPASSPHRASEは、お使いのルータの値に変更して実行してください。

/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confファイルには、生パスワードと暗号化されたパスワードが併記されます。 安全のため、生パスワードを削除しておきましょう。

$ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=GB

network={
        ssid="SSID"
        #psk="生パスワード" #<-既にコメントアウトされていますが、行ごと削除しましょう
        psk=xxx...
}

静的IPアドレスに指定できる範囲を確認

お使いのルータの管理画面で動的IPアドレスの範囲を確認してください。 その反対が使えるIPアドレスの範囲になります。

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僕の使っているルータでは、192.168.0.100以降を動的に割り当てるように設定してあるので、99までの値であれば静的に設定できます。 192.168.0.22を割り当てることにします。

dhcpcd.conf

Jessieでは/etc/dhcpcd.confファイルへ設定内容を記述します。

$ sudo vi/etc/dhcpcd.conf
# 追記
# Static IP
interface wlan0
static ip_address=192.168.0.22/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1

domain_name_serverはroutersと同じくルータのアドレスで構わないようです。

これでIPアドレスを固定できました。 sshは特に設定などは必要なく接続できました。

ラズパイ3へのchromeインストール

Raspbian(Jessie)にはchromeの公式パッケージはありませんが、chromiumをインストールすることができます。

こちらを参考にさせていただきました。

mmays.hatenablog.com


3番目の方法そのままでchromiumをインストールできました。

$ sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys 5B393194
$ sudo vi /etc/apt/sources.list
  # 次の行を追加
 deb http://ppa.launchpad.net/canonical-chromium-builds/stage/ubuntu vivid main
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install chromium-browser chromium-browser-l10n


ダウンロードにはかなり時間がかかりますが、気長に待ちましょう。

ラズパイ3の日本語化

とりあえずシステムを最新の状態にします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo rpi-update


iBus-MozcとTakaoフォントをインストールします。
フォントをインストールして再起動するまでは日本語がちゃんと表示されませんが、気にせず進めてください。

$ sudo apt-get install ibus-mozc
$ sudo apt-get install fonts-takao


再起動します。

$ sudo reboot


こんな感じに日本語が表示されます。
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右上のJPの部分をクリックして日本語-Mozcを選択します。
半角/全角キーで日本語入力ON/OFFを切り替えられるようになります。

ラズパイ3購入

ラズパイマガジンの販売サイトでラズパイ3を買ってみました。

ラズパイマガジン+Pi 3+新型カメラ のセットとスターターキットです。

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販売サイトにはスターターキットのHDMIケーブルは黒かグレーと書いてありましたが、グレーで若干ハズレ感あり……。

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SDカードはTeamのClass10でした。

NOOBS 1.9.2がコピー済みです。

パソコン不要でNOOBSからraspbianをインストールできます。

ていうか、インストール作業が必要なんですね。

ラズパイにセットして…

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起動するとこんな感じです。

初期状態ではSDカードに入っているRaspbianだけが表示されていますが、Wi-Fiの設定をするとRaspbian以外も選択できるようになります。

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Raspbianを選んでインストールしましょう

特に詰まるところは無いと思います。

 

正直スターターキットについては、次のような拘りのある方にはおすすめできません。

  • SDカード容量を空けておきたい
  • ACアダプタの多きさやコードの向き
  • HDMIケーブルの色や長さ

僕は面倒くさいのが先に立ってしまったので、日経のサイトで本体と一緒に買ってしまいました。

面倒を楽しめる方は、好みのものを集めた方がいいかも知れませんね。